妊活をしている男性にとって、精子の数は重要です。
不妊は女性側に原因がある場合と男性側に問題がある場合があります。
男性が原因の男性不妊が全体の約半数に及ぶと言われています。
本記事では、精子の量を増やす方法について徹底解説していきます。
精子が減ってしまう原因についても紹介しているので、精子の量について悩んでいる方もぜひ参考にしてください。
- 精子を増やす方法
- 精子が減少する理由
- 精子を増やすための注意点
- 精子の質を判断するための基準
精子を増やす方法【4選】
精子が増やす方法を紹介していきます。
精子を増やすための主な方法は、以下の通りです。
- 生活習慣の改善
- 食生活の改善
- 治療を受ける
- サプリメントを服用する
上記の方法について、それぞれ詳しく解説していきます。
生活習慣の改善
精子を増やすには、生活習慣を改善することが大切です。
特に、睡眠と喫煙習慣が精子の量に大きな影響を及ぼします。
睡眠不足は、精子量が大きく低下する可能性があります。
また、喫煙も同様に精子量が低下する可能性があります。
過去に中国の男子大学生へ、睡眠時間と精液に関する調査が行われました。
調査では、1日7時間~7.5時間の睡眠が良質な精液を作り出すことが分かっています。
一方で、1日6.5時間以下の睡眠や、9時間以上の睡眠を続けた男性は、通常よりも25.7%~39.4%も精子の数が減少しています。
そのため、睡眠不足だけではなく、睡眠時間の取り過ぎにも注意が必要です。
食生活の改善
精子の数は、食生活によって改善することが出来ます。
精子の増加に繋がる主な食材は、以下の通りです。
- コーヒー
- 魚の缶詰
- ビターチョコレート
- うなぎ
- 牡蠣
上記の食材を摂取することで、ペニスへの血流が良くなります。
その結果、精液の生成が促進され、精子が増えます。
特に、コーヒーやビターチョコレートなどは、コンビニなどで手軽に入手しやすいです。
日常生活に取り入れやすいので、積極的に取り入れてみましょう。
また、亜鉛が含まれている食材もおすすめです。
うなぎや牡蠣などには、亜鉛が豊富に含まれています。
積極的に取り入れたい食材ですが、手軽に取り入れるにはハードルが高いです。
そのため、亜鉛が豊富に含まれているサプリメントがおすすめです。
また、男らしさを形成するテストステロンが増える食材も存在します。
食生活を少し意識するだけで改善できるので、コンビニ弁当やカップ麺ばかり食べている方は取り入れてみましょう。
治療を受ける
精子が増えない要因として、勃起不全(ED)による性機能障害があります。
妊活をしている男性にとって、勃起不全(ED)は大きな問題です。
バイアグラなどのED治療薬の服用によって改善することが出来ます。
ED治療薬は、医師の診断によって処方される治療薬です。
ED治療薬は、効果が強く副作用などの心配があることから、医師の相談を受けてから購入するようにしましょう。
ネット通販でもED治療薬は手に入れることが出来ますが、偽造薬が流通しているのでおすすめしません。
2022年4月からED治療薬にも保険が適応されるようになったので、病院やクリニックで処方してもらいましょう。
サプリメントを服用する
偏った栄養バランスは、精子の量に大きな影響を与えます。
栄養バランスを整えるのは、かなり面倒なことです。
しかし、サプリメントを服用することで、簡単に栄養バランスの問題は解決できます。
また、精力増強に役立つ成分が多く含まれている精力サプリメントも販売されています。
ペニス増大効果のあるペニス増大サプリも販売されているので、目的に合わせて栄養を摂取出来ます。
精子が減少する理由
精子が減少するのは、
- 精子
- 精子を運ぶ通路
- 射精
のどこかに異常があるからです。
上記に異常をきたす原因は、主に以下の4つです。
- 精子形成障害
- 副性器感染症
- 精子輸送路通過障害
- 性機能障害
男性の不妊の約9割が「精子形成障害」です。
精子を生成する過程で障害が発生していることが原因です。
また、「副性器感染症」では、クラミジアなどの微生物によって、前立腺や精巣が炎症して起こります。
精子は生成されますが、元気な精子ではありません。
活動力が弱い物しか生まれないので、不妊の原因となります。
そして、「精子輸送路通過障害」では、精巣の大きさに問題が無くても、精子を運ぶ通路が欠損したり閉塞したりする状態のことです。
遅漏や早漏、逆行性射精などに繋がります。
特に、「性機能障害」に関しては、基礎疾患を要因とした気質的なものから、精神的なものが要因になる場合があります。
精液の量が減ってしまうので、ED治療薬による治療が一般的です。
精子を増やすための注意点
精子を増やす際に、注意すべきことがあります。
精液の量が増えたからと言って、精子の量が増えたとは限りません。
精液の中に精子が全く含まれていない「無精子症」に注意しましょう。
無精子症は、不妊の男性の約0.5%~1%が発症しています。
特に、閉塞性無精子症は、精子が通過する管に異常があることが原因です。
管の通りをスムーズにするための開通術を受ける必要があります。
精子が生成されない、または勃起不全(ED)が原因の場合は、ED治療薬などの薬物療法で改善できます。
無精子症は気付きにくいので、発見が遅れるとパートナーの年齢によって妊娠が難しくなります。
異変を感じたら早めに病院で受診するようにしましょう。
精液の質を判断するための基準
精液の質を判断する「精液検査」があります。
精液検査とは、精液の分泌量や運動性、精子の数などの3つの要素から精子の質を判断する検査です。
また、精子の質だけではなく、クラミジアなどの微生物が含まれていないのか検査できます。
そして、精子に奇形が無いのかも検査可能です。
WHO(世界保健機関)が示す精子検査の基準値は、以下の通りです。
パラメーター | 基準値(下限) |
---|---|
精液の量 | 1.4ml以上 |
精子総数 | 3,900万/射精量 |
総運動率 | 42%以上 |
プログレッシブ運動性 | 30%以上 |
非進行性運動性 | 1%以上 |
不動精子 | 20%以上 |
正規形 | 4%以上 |
活力 | 54%以上 |
精子検査を受けるには、2~7日間のオナ禁が必要です。
そして、医療機関でオナニーをして出てきた精子の全量を採取します。
精子の状態は、身体状態によって異なります。
体調が悪ければ、精子の状態も悪くなります。
そのため、1回の検査だけではなく、2回以上の検査で評価するのが一般的です。
精液検査標準ガイドラインでは、
- 1ヶ月以内に最低2回以上の採取
- 2回の結果の差が大きいケースではさらに検査を行う
などが定義されています。
したがって、1回目の検査で結果が悪かった場合でも、2回目の検査で異常がないと診断される場合があります。
まとめ
精子を増やすためには、
- 生活習慣の改善
- 食生活の改善
- 治療を受ける
- サプリメントを服用する
などの方法があります。
日々の積み重ねが精子を増やすために大切です。
生活習慣を改善することで、精子の数だけではなく、精力向上にも繋がります。
日常生活を変えることが難しい場合は、サプリメントを服用することが最も簡単です。
毎日飲み続けるだけで効果を実感できます。
また、様々な精力成分が配合されているので、精力的な男性になりたい方にはピッタリな方法です。
ペニス増大サプリや精力剤について詳しく解説しているので、気になる方はチェックしてください。