コンドームは避妊具として最も有名です。
しかし、サイズや種類など豊富にあって自分に合うコンドームを付けないと効果を十分に発揮できなかったり最悪の場合は装着できなかったりします。
コンビニや薬局で手軽に買うことができるため手に入れやすい避妊具です。
避妊効果だけでなく性病の感染予防にも効果があります。
本記事では、コンドームについて徹底解説していきます。
コンドームの種類や注意点、使用方法などを詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
- コンドームについて
- コンドームの種類・選び方
- コンドームの使用方法
- コンドーム以外の避妊方法
- コンドームの使用上の注意点
目次
コンドームとは?
コンドームとは、セックス(性行為)の時に男性のペニスに装着する避妊具(バリア器具)で、ゴムやポリウレタンなどで作られた薄いゴム製の袋状のものです。
コンドームを使用することで、妊娠や性病を防ぐことができます。
避妊には様々な方法がありますが、その中でコンドームは最も一般的で、使用方法も簡単で避妊率も高く安心できます。
- サイズ(太さ・長さ)
- 薄さ
など様々な種類がありますので、自分に合ったサイズのコンドームを選ぶようにしましょう。
コンドームの役割
コンドームの役割は、「避妊効果」と「性感染症の予防」の2つです。
避妊効果については、男性の射精時に出る精液を予めゴム製の袋の中で受け止めることで、精子が女性の子宮に到達しないようにし、妊娠を防止します。
また、性感染症の予防については、性器同士の直接的な接触を避けることで、感染リスクを軽減する効果があります。
コンドームの避妊率
コンドームの避妊効果は、正しい使い方をすることで約98%の効果が期待できます。
ただし、実際の避妊率は使用方法や製品自体の品質、アクシデントの有無などに左右されるため、100%とは言い切れません。
安全性を高めるためには、複数の避妊方法を併用することが望ましいです。
例えば、女性が併用してピルを服用したり、射精は膣外で行うなど、コンドームを着用していても複数の避妊方法を併用しましょう。
コンドームの購入場所
コンドームは、手軽にどこでも購入できます。
- 薬局(ドラッグストア)
- コンビニ
- インターネット通販(ECサイト)
- スーパーマーケット
- 自販機
実店舗で購入する際は、店員に相談することで自分に合った商品を見つけやすくなります。
インターネットでは、豊富な種類のコンドームが取り揃っているので、お気に入りの種類を購入することが出来ます。
しかし、インターネットでコンドームを購入する際は、サイズを間違って購入しないよう注意が必要です。
コンドームの選び方
コンドームには多くの種類があり、それぞれ特徴や目的が異なります。
そのため、自分に適したコンドームを選ぶことが大切です。
コンドームを選ぶ際に注目すべき項目は、以下の通りです。
- コンドームのサイズ
- コンドームの素材
- コンドームの厚さ
- コンドームの潤滑剤
- コンドームの形状
上記の4つの項目について、それぞれ詳しく解説していきます。
コンドームのサイズ
コンドームのサイズは、セックスの快適さや避妊効果に直結する大切な要素です。
コンドームのサイズが変われば、コンドームの直径が変わります。
そのため、ペニスの太さによってコンドームを選ぶことが大切です。
例えば、締め付け感が強すぎると、勃起を維持しにくくなったり、痛みを感じることがあります。
逆にサイズが大きすぎると脱げやすくなり、避妊効果が低下します。
コンドームのサイズの目安は、以下の通りです。
サイズ | 直径の目安 |
---|---|
Sサイズ | 27~34mm |
Mサイズ | 31~36mm |
Lサイズ | 36~38mm |
XLサイズ | 42~46mm |
上記のサイズごとの直径は目安です。
コンドームを販売するメーカーによって、サイズごとの直径は異なります。
そのため、必ず購入前にサイズを確認しておきましょう。
また、自分のペニスの直径を理解しておくことも大切です。
ちなみに、女性が好むペニスの太さは、トイレットペーパーの芯と同じくらいの太さです
コンドームの素材
コンドームの素材は、使用感やアレルギーに影響します。
そのため、必ずどのような素材でコンドームが作られているかチェックすることが必要です。
主なコンドームの素材は、以下の通りです。
- ラテックス(天然ゴム)
- ポリウレタン
- インプレンラバー
- 女性用コンドーム
上記の素材について、それぞれ詳しく解説していきます。
ラテックス(天然ゴム)
ラテックス(天然ゴム)は、コンドームの主要素材で、弾力性と耐久性に優れています。
避妊効果が高く、性感染症の予防にも効果的です。
しかし、一部の人にアレルギー反応を引き起こすことがあります。
症状としては、かゆみやかぶれ、腫れなどが起こることがあります。
ラテックスアレルギーの人は、ポリウレタンやポリイソプレン素材のコンドームを選ぶことが望ましいです。
また、コンドームにはラテックスアレルギー対応のものも販売されていますので、アレルギー体質の方はチェックしてみましょう。
ポリウレタン
ポリウレタン製のコンドームは、ラテックス製コンドームに対するアレルギーを持つ人々に特に有益です。
ポリウレタンは、熱伝導性が高く非常に薄い材料であり、自然な感触が得られ、パートナーとの性的な接触が向上することが期待できます。
また、ポリウレタン製コンドームは、オイルベースの潤滑剤とも互換性があります。
ただし、ポリウレタン製コンドームは、ラテックス製コンドームよりも破れやすいため、取り扱いには注意が必要です。
また、価格も高めなので、予算に合わせて選択することも大切です。
イソプレンラバー
イソプレンラバー製のコンドームは、天然ゴムラテックスよりも軽量で、優れた耐力と伸縮性があります。
そのため、肌に密着するような適切なサイズ感を得られ、装着感が向上します。
また、イソプレンラバーは、抗アレルギー性に優れているため、ラテックスに敏感な人にとっても適した選択肢です。
しかし、イソプレンラバー製のコンドームは、市場であまり一般的ではなく、入手困難な場合があります。
女性用コンドーム
女性用コンドームは「フェミドーム」とも呼ばれ、避妊や性感染症の予防に対して男性用コンドームと同様の効果をもたらすことが出来ます。
素材は主にポリウレタンが使われており、ラテックスアレルギーを持つ女性にも適しています。
女性用コンドームは、膣内に挿入されるため、男性のサイズに左右されることなく、適切なフィット感を得ることが可能です。
また、一部の女性用コンドームは、クリトリスを刺激する機能を持っており、性的快感が向上することが期待されます。
しかし、女性用コンドームは装着方法が独特であり、正しい使用方法を習得するまでに時間がかかることがあります。
現在は女性用コンドームは製造されておらず、購入することは難しいです。
コンドームの厚さ
コンドームの厚さには、様々なバリエーションがあります。
一般的な厚さは、0.03mm~0.07mmです。
厚さによって、避妊効果や性感染症予防の信頼性、そして性的快感に違いが生じます。
薄いコンドームは、肌に密着した感触や自然な体感が期待され、多くの人々に好まれます。
最近では、ほとんどコンドームを感じさせないような0.01mmの商品が人気を集めています。
ただし、厚さが薄ければ薄いほど破れやすくなっているので、注意が必要です。
コンドームの潤滑剤
コンドームの潤滑剤は、セックスの摩擦を軽減し、快適な使用感を提供します。
また、コンドームが破れるリスクを減らす効果があります。
コンドームの潤滑剤にはいくつかの種類があり、主に以下の通りです。
- 先端ゼリー加工
- ジェルトップ加工
- ステルスゼリー加工
- パウダータイプ
- 温感タイプ
- 冷感タイプ
- 味付き・香り付きタイプ
先端ゼリー加工
先端ゼリー加工は、コンドームの先端の表面と裏面にゼリーが塗布されています。
空気抜きが不要なので、スムーズな装着が可能です。
また、表面はサラッとした感覚があることから、違和感を覚える女性もいます。
ジェルトップ加工
ジェルトップ加工は、コンドームの先端にたっぷりとジェルが塗布されています。
そして、挿入することで女性の膣内にゼリーが広がり、膣内を潤してくれます。
そのため、セックスの時にうるおい不足を感じる女性におすすめです。
ステルスゼリー加工
ステルスゼリー加工は、コンドームの装着感がほとんどないように加工されています。
ゴムの装着感を限りなく0に近づけられており、一体感や密着感を味わうことが出来ます。
そのため、生でのセックスを楽しみたい方におすすめのコンドームです。
ステルスゼリー加工のコンドームは、0.01~0.02mmのような薄いコンドームを好むユーザーから選ばれています。
パウダータイプ
パウダータイプは、サラッとしたパウダー状の潤滑剤が塗布されているコンドームです。
コンドーム独特のベタつき感がなく、使用時に触れても手がべたつきません。
しかし、ゼリータイプに比べて潤滑性が低いというデメリットがあります。
温感タイプ
温感タイプのコンドームは、挿入時に温かい挿入感を得られます。
よりお互いの密着感を楽しむことが可能です。
冷感タイプ
冷感タイプのコンドームは、挿入時にスッとした冷たい感覚を楽しめます。
女性にはあまり不人気ですが、男性からは人気が高いです。
夏のような暑い日に利用することで、清涼感とともにセックスを楽しめます。
味付き・香り付きタイプ
味付きタイプのコンドームは、味や香りが付いています。
通常のコンドームは、ゴムの独特な香りや味がするので、ゴム装着でのフェラに苦手意識を感じる女性は多いです。
しかし、味付きや香り付きのコンドームを使用することで、女性がフェラをすることに抵抗を感じにくくなります。
コンドームの形状
コンドームは、商品によって形状が異なります。
コンドームの主な形状は、以下の通りです。
- ストレートタイプ
- リアルフィットタイプ
- グリップ(段絞り)タイプ
- つぶつぶタイプ
ストレートタイプ
ストレートタイプは、最も一般的なコンドームの形状です。
まっすぐでシンプルな形をしており、先端には液溜まりがあるので、最初に空気抜きをする必要があります。
誰でも簡単に使えるので、初心者におすすめのタイプです。
リアルフィットタイプ
リアルフィットタイプは、先端に液溜まりがなく、フィット感が強いです。
ペニスと同じ形状をしているので、亀頭の形からカリの部分で少し絞られ、そして竿の部分でストレートになっています。
リアルフィットタイプのコンドームは、フィット感が強いことから抜けにくいという特徴があります。
自然な挿入感も楽しめるので、より生でのセックスに近い感覚を楽しむことが可能です。
グリップ(段絞り)タイプ
グリップ(段絞り)タイプのコンドームは、カリより下の部分に絞りが作られているタイプのコンドームです。
締め付け感が強く、密着感や圧迫感を楽しむことが出来ます。
また、強くフィットするため、コンドームが外れやすい方におすすめです。
つぶつぶタイプ
つぶつぶタイプのコンドームは、コンドームの表面い凹凸があります。
そのため、挿入時に強い刺激を与えることが可能です。
また、商品によって凹凸の配置が異なり、好みに合わせて選ぶことが出来ます。
コンドームの使用方法(つけ方)
コンドームの正しい使用方法(つけ方)は、避妊や性感染症の予防に重要です。
間違った使用方法では、正しくコンドームの効果を発揮することは出来ません。
そのため、コンドームを使用する時は正しい使用方法を確認しておきましょう。
- 包装されたコンドームを片側に寄せる
- コンドームを寄せた方と反対側から開封する
- コンドームの表と裏を確認する
- 爪と立てずに液溜まり部分を持って勃起したペニスの先端に乗せる
- ペニスに合わせてコンドームを根元まで下ろす
まず、コンドームを開封する時は、一緒にコンドームを破ってしまわないように注意しましょう。
そして、コンドームを装着する前は、表裏を必ず確認してから装着します。
装着時は、爪を立ててしまうとコンドームが破れる原因になるので注意してください。
また、装着前に液溜まりの部分を摘まんで空気抜きをすることが大切です。
しっかりと根元までコンドームを装着すれば、セックスの途中で抜けにくくなります。
コンドーム以外の避妊方法
コンドームは、避妊具として非常に優秀です。
コンドーム以外にも、避妊方法はたくさんあります。
コンドーム以外の主な避妊方法は、以下の通りです。
- 低用量ピル
- IUD/IUS
- 緊急避妊薬
- 不妊手術(男性不妊手術・女性不妊手術)
- 膣外射精法
- 基礎体温法
- 女性用コンドーム
- 殺精子剤
上記の避妊方法について、それぞれ詳しく解説していきます。
低用量ピル
低用量ピルは、女性が服用する避妊薬で、ホルモン量が低く体への負担が少ない特徴があります。
ホルモンの働きによって排卵を抑制し、子宮内膜の状態を変化させ、精子の進行を阻止することで避妊効果を発揮します。
低用量ピルの避妊成功率は非常に高く、正しい使用方法を守れば、ほぼ妊娠を防ぐことが可能です。
しかし、セックス感染症(STD)の予防効果はないため、コンドームと併用することが推奨されています。
また、低用量ピルの使用には、医師の処方箋が必要です。
まずは産婦人科で相談し、適切なピルを処方してもらいましょう。
そして、服用の順序やタイミングを守ることが非常に重要です。
IUD/IUS
IUD(子宮内避妊器具)は、子宮の中に埋められる小さなT字型の装置で、避妊効果が高く、性交の前後に準備が不要です。
また、IUS(子宮内システム)は、IUDと同じ形状の装置で、子宮内にホルモンを放出し、避妊効果と月経痛の緩和をもたらします。
避妊効果は挿入からすぐに始まり、装着後5年から10年間持続します。
しかし、IUD/IUSは性感染症の予防には効果がないので、パートナーとの間で感染のリスクがある場合は、コンドームと併用することが望ましいです。
また、IUD/IUSを検討する際には、まず産婦人科医に相談し、適切なサイズとタイプを選ぶことが大切です。
そして、適切な方法で装着されれば、副作用は少なく、安全性が高いとされます。
緊急避妊薬
緊急避妊薬は、避妊が失敗したり、セックスの際に避妊手段をとらなかった場合に、妊娠を回避するために使用されます。
一般的には、性行為後72時間以内に服用すべきで、服用が早ければ早いほど効果が高いです。
ただし、緊急避妊薬は日常的な避妊手段としては適しておらず、あくまで緊急時の対処として利用しましょう。
また、性感染症のリスクも予防できませんので、コンドーム使用が推奨されます。
緊急避妊薬は無処方箋で入手可能ですが、購入前に医師や薬剤師と相談することが望ましいです。
そして、副作用があるため、過剰な使用は避けるべきです。
不妊手術(男性不妊手術・女性不妊手術)
不妊手術は、男性の場合は精管結紮術、女性の場合は卵管結紮術と呼ばれ、避妊効果が非常に高い方法です。
ただし、不妊手術を受けてしまうと、元に戻すことが出来ません。
そのため、将来的な子どもの希望がある場合には慎重な判断が必要です。
精管結紮術は、精子の流れを遮断することで避妊効果を得る手術で、病院でのアウトペイシャント手術として実施されます。
一方、卵管結紮術は、卵管を閉鎖し、精子と卵子が接触するのを防ぐことで避妊効果を得ます。
どちらの手術も、リスクと経済的負担があるため、他の避妊方法が適切に使用できない場合や、これ以上子供がほしくないと確信している場合にのみ選択すべき手段です。
膣外射精法
膣外射精法は、射精時にペニスを膣から引き抜き、精液を膣外に放出することで妊娠を防ぐ方法です。
ただし、膣外射精法の避妊効果は低く、失敗率が高いため、他の避妊手段と併用することが推奨されます。
膣外射精法が失敗する原因は、射精のタイミングが遅れたり、事前に分泌される我慢汁に精子が含まれていることが挙げられます。
また、性感染症の予防にも効果がありません。
基礎体温法
基礎体温法は、避妊や妊娠計画のために女性の体温を毎日測定することで、排卵日を予測する方法です。
女性の体温は、月経周期によって変化し、排卵前後で微妙な差があります。
女性の体温の変化を利用して、避妊や妊娠のタイミングを把握することが出来ます。
しかし、基礎体温法のみで避妊を行う場合、誤差が生じる可能性があるので注意が必要です。
特に生活リズムの変化や体調不良などによって、体温が変動することがあるため、確実な避妊方法とは言えません。
そのため、基礎体温法と併用して、コンドームやピルなどの避妊法を利用することがおすすめです。
女性用コンドーム
女性用コンドームは、一般的な男性用コンドームと同様に避妊と性感染症の予防に役立ちます。
女性用コンドームは、膣内に挿入して使用するため、男性側がコンドームを装着する必要がありません。
また、男性用コンドームと比較して、素材が柔らかく、より自然な感覚での使用が可能です。
しかし、女性用コンドームは現在製造されていないため、入手困難な状況です。
もし入手できたとしても、使用期限が過ぎている可能性があるので注意してください。
殺精子剤
殺精子剤は、精子の活動を阻害し、妊娠を防ぐ避妊法です。
主に膣内に塗布するジェルやクリーム、スプレーなどの形で市販されています。
殺精子剤は、避妊効果が低く、単独での使用では妊娠のリスクが高いとされています。
そのため、通常は他の避妊法と併用することが推奨されています。
殺精子剤の利点は、性行為の邪魔にならず、自然な感覚で使用できることです。
また、副作用が少なく、敏感肌の方でも使用できるものが多いです。
ただし、殺精子剤は性感染症の予防効果がないため、避妊方法としてはあまりおすすめ出来ません。
コンドームの使用上の注意点
コンドームの正しい使用は、避妊効果を高めるだけでなく、性感染症の予防にも役立ちます。
しかし、使用方法に関する注意点を理解しておかなければ、正しい避妊効果を得ることが出来ません。
使用上の注意点を把握し、適切に利用しましょう。
コンドームの使用上の注意点は、以下の通りです。
- 適切に保管する
- 使用期限を守る
- 正しいタイミングに装着する
- 表裏に気を付ける
- 新しいコンドームを使用する
上記の注意点について、それぞれ詳しく解説していきます。
適切に保管する
コンドームの効果を最大限に発揮させるためには、適切な保管方法が重要です。
まず、直射日光や高温多湿な場所は避け、冷暗所で保管しましょう。
また、厚みのあるケースに入れると、物に押されて破損するリスクが軽減されます。
さらに、コンドームの袋に爪や鋭利なもので穴を開けないように注意しましょう。
適切に保管されたコンドームは効果的な避妊や性感染症の予防に役立ち、セックスで安心して利用することが出来ます。
また、商品によって適切な保管方法が異なるため、必ず購入したコンドームの保管方法を確認しておきましょう。
使用期限を守る
コンドームの使用期限は、避妊や性感染症の予防効果に大きく影響します。
使用期限が過ぎたコンドームは、ゴムの劣化や効果の低下が起こることがあります。
念のため、使用前に袋に記載されている期限を確認しましょう。
また、購入時には大量にまとめ買いすることも避け、必要な分だけ購入することが好ましいです。
正しいタイミングに装着する
正しいタイミングでコンドームを装着することは、避妊や性感染症の予防において極めて重要です。
適切なタイミングとは、男性が勃起したセックスの直前です。
遅れて装着すると、予防効果が低下し、不必要なリスクを増やす可能性があります。
また、射精後にすぐにコンドームを外すことも大切です。
勃起がおさまると、コンドームが脱落し、避妊効果が失われるので注意が必要です。
表裏に気を付ける
コンドームを使用する際、表裏の確認が重要です。
誤った向きで装着すると、避妊や性感染症の予防効果が低下し、破損のリスクが高まります。
正しい向きで装着する方法は、コンドームの袋から取り出し、先端を丸くなっている側に指で押さえながら、勃起したペニスの先端に装着し、根元までゆっくりと転がしていくことです。
また、装着時に空気が入らないように注意しましょう。
空気が入ると、避妊効果が低下するだけでなく、破損しやすくなります。
新しいコンドームを使用する
コンドームを使用する際は、必ず新しいコンドームを使用しましょう。
使用済みのコンドームは、破損の恐れや性感染症の危険性が高まります。
そのため、連続で何回戦もセックスをする時は、その都度新しいコンドームを使用しましょう。
また、使用済みのコンドームを処理する時は、汚れや臭いの原因となるので、ティッシュなどでくるんでから捨てることが望ましいです。
まとめ
コンドームを使用することで、非常に簡単に避妊することが出来ます。
また、避妊だけではなく、性感染症の予防にも役立ちます。
そのため、妊娠を望まないセックスを行う際は、必ずコンドームを着用しましょう。
コンドームには様々な種類があるので、自分に適したサイズのコンドームや好みのコンドームを選ぶことが大切です。
さらに、正しい使用方法を理解することで、正しくコンドームの効果を得ることが出来ます。
コンドームでの避妊が難しい場合は、低用量ピルや避妊リングなどの選択肢も検討してみましょう。